拝啓 四十路の君へ〜10年の婚活の軌跡〜

カテゴリ: チャラオ

こんにちは。
マルコです。



そしてチャラオ改め
image
チャラホストです。






レベルアップ!








チャラオは少し気まづそうに続けました。


「あ、もちろん昼間の仕事もほんとだよ!」

「でも俺そこそこ成績よくてさ、そろそろ1本にしようか悩んでてさ」



ここでチャラオの指す1本はきっとホスト業のことだろう。




そうかそうか、ホストか。
なるほど、しっくり。

どうりで営業感がこんにちはしてるわけだ。




さすがのマルコも結婚相手にホストをチョイスする度胸はない。




残念ながらチャラオとはここまでだ。
楽しいイケメン、しかもそこそこの成績のいいホストとただで何度も飲めたんだ、これはむしろラッキーだ。




「ねぇチャラオ、1個聞いていい?」

「あたしのことさ、客にするつもりだった?」


冗談ぽく聞いた。
そんなわけないよね?
だって1度も店に誘われてないし!
そんなことを匂わせるくらいにこやかに聞いた。





「あ、当たり前じゃん!」




チャラオがとてもわかりやすく苦笑いで答えた。








こうしてわたしとチャラオの短い恋というなの営業が終わった。








後にチャラオはその地域で1番有名なホストクラブのNo.1まで登りつめたことを人づてに聞いた。


そしてその頃1度だけチャラオから電話がきた。







「あ、もっしーマルコー?今度遊ぼうぜ〜」



時間の無駄と判断し丁重にお断りをした。



「は?お前No.1の誘い断るとかどんだけ?」



チャラオはそう言い放った。






そう、彼もカスへと成り下がったようだった。

こんにちは。
マルコです。


その日、初めてチャラオと2人で会いました。
image
これは完全なるデート!


イケメンとデート。
イケメンが婚活女とデート。

ふふ、もうこの際ときめかないなんて小さいことどうでもいいじゃないか。

そんな小さい理由でイケメンを逃すなんてもったいない。


最低でも構わない。
もう1度言おう。




も っ た い な い 。





そんなわたしの野望に気付かずチャラオは今日も絶好調だ。



「マルコちゃん可愛いよね」

「ほんとに彼氏いないの?」

「俺立候補しちゃおうかな〜」



なんだろう。
なんでこんなに素敵な言葉が整った顔から発せられているのに胸に響かないのだろう。


不思議で不思議で仕方ない。



なんでかなー
なんでかなー

なんだろなー

このチャラオのなんとも言えない薄っぺらさ。

嬉しいけど本気にしてはいけない気にさせる口調。





……







( ゚д゚)ハッ!






「チャラオってさ〜、絶対ホスト向いてるよね!」






ガチコン!とハマった。
そうか、ホストっぽいんだ。

婚期遅れるランキングに独身一人暮らしOLが犬を飼うことと同率1位にランクインしているためホスト通いはしたことないが、チャラオの言動・服装・立ち振る舞い全てがわたしの想像するホスト像にハマった。




そして何の気なしにそのままそう言った。




するとチャラオは苦笑いしながらこう言った。





「あ、あーーー…俺、実はホストなんだよね!」








ずこー!





ちょ、おま、土木作業員言うてたやないか。

こんにちは。マルコです。



さてさて、モラハラオのトラウマがあるマルコにもとても優しく、なおかつちゃんと女の子として扱ってくれるチャラオ。

image

なのになぜだろう。
なぜなんだマルコ。


どうしてかチャラオにこれっぽっちもドキドキしない。
ずきゅんずきゅんしない。


チャラオもチャラオでいまいちよくわからない。

毎日電話はくれるし甘い言葉を囁いてくださる。
会えば楽しい時間を過ごせる。

でもチャラオがチャラオなだけあって誰にでも言ってそう感はやはり出てしまう。

だからか?
だからときめかないのか?

わたしは知らず知らずわたしだけの特別感を求めてしまっているのか。

それとも心のどこかでイケメンを信用できないわたしがいるのだろうか。
うん、それはあるかもしれない。


でもわたしだってブスのはしくれ。
イケメンに優しくされたらほだされちゃうスキルくらい持ち合わせている。



そんなよくわからないモヤモヤに苛まれていたある日、わたしとチャラオの終末は突然に訪れた。

こんにちは。
マルコです。


小学生の時の夢はお嫁さんでした。
人って変わらないね…。


婚活2人目は少しライトな人を。

image
ちゃらちゃら聞こえてきそうなチャラオです。
※紙がぐちゃぐちゃですね!チラ裏です!

彼との出会いはナンパです。
ガッチガチにちゃっらちゃらの、ナンパです。


友達と2人で居酒屋で飲んでいたところ、隣で同じく友達と飲んでいたのがチャラオとその友達のチャラゴリラでした。

チャラオとチャラゴリはちゃらちゃらした見た目にふさわしいトーク技術も持ち合わせており、お酒を飲んだ婚活女はほいほいと連絡先を交換したのでした。
むしろありがたい話しです。
楽しい会話をしたあげく若い男の連絡先まで教えて頂けるなんて、棚からぼたもち、いや棚から金塊です。


その日の夜にはマルコのところにチャラオから、友達のところにはチャラゴリから連絡がきました。


こうしてわたしとチャラオの恋と呼んでいいのか、いや呼ぶべきではないであろうチャラ恋がはじまったのです。



チャラオの生態

・白デニムをこよなく愛している

・髪型は常にキムタクを完コピ

・舌っ足らず

・小さい、マルコ(通称デカ子)よりも小さいことは確か

・マルコ婚活史では稀に見るイケメンである

このページのトップヘ